・マレーシアのバトゥ洞窟ってどんなところ?
・どうやって行ったらいい?実際に行った感想は?
・服装等の注意事項はある?
この記事にたどり着いた皆さんは上記のような疑問をお持ちではないでしょうか?
せっかくのマレーシア旅行、日本ではあまり経験できないことを体験してみたいですよね。
ヒンドゥー教の聖地であるバトゥ洞窟はそんな希望をお持ちの方にぴったりな観光スポットです!
この記事では、実際に訪れた体験を踏まえて、バトゥ洞窟の行き方や注意事項、中の様子等をご紹介します。
バトゥ洞窟の概要
バトゥ洞窟はマレーシアの首都、クアラルンプール近郊にあるヒンドゥー教の寺院です。
マレーシアは他民族国家であるため、信仰する宗教もマレー系であればイスラム教、中華系であれば仏教というように分かれています。
バトゥ洞窟はそのうち、インド系の方々が主に信仰しているヒンドゥー教の聖地です。
バトゥ洞窟はインド系の商人によって19世紀の末ごろに建立され、その後もマレーシアのインド系住民を中心に信仰をあつめ現在の姿まで発展してきました。
今ではインド国外で最大のヒンドゥー教の聖地とも言われる存在になっています。
場所もクアラルンプール中心部から約30分程度と近いため、多民族国家マレーシアの魅力を手軽に体験できるスポットです。
バトゥ洞窟の入場料金・営業時間
2024年9月時点のバトゥ洞窟の営業情報は下記の通りです。
入場料金 | 無料 |
営業時間 | 8:00~19:00 |
バトゥ洞窟への行き方(アクセス)
バトゥ洞窟へのアクセスは主に鉄道またはグラブ(ライドシェアorタクシー)を利用します。
鉄道利用
バトゥ洞窟へはクアラルンプールの交通の中心、KLセントラル駅からKTMコミューターという路線で簡単にアクセスすることができます。
KLセントラル駅から30分程度乗車した終点がバトゥ洞窟駅のため、乗り過ごすこともなく安心です。
運賃も2.6リンギット(≒90円程度※レートによる)と非常にリーズナブルです。
ただし、本数が1時間1~2本程度と少ないため、チケットの購入等がスムーズにいかずに乗り過ごした場合、次の列車までかなり待つ必要があります。
ホテルがKLセントラル周辺以外の場合は乗り換えも必要となるため、不安な場合は後述するグラブ利用がおすすめです。
グラブ利用
グラブは東南アジア各国で使われているライドシェアアプリです。
アプリ上で行き先の指定、配車依頼、決済まで行うことができるため基本的には運転手の方と会話する必要もなく、海外旅行の強い味方となってくれるサービスです。
クアラルンプール都心部からバトゥ洞窟までの所要時間は概ね30分程度で、運賃は時間帯によって変動しますが、概ね600円~1,000円程度で向かうことができます。
鉄道に比べると高いですが、日本国内でタクシーを使うよりは圧倒的に安く利用できるため鉄道利用は面倒だ!という方はぜひ利用してみてください。
訪問にあたっての注意事項
露出の多い服装はNG
観光地になっていますが、バトゥ洞窟はヒンドゥー教の聖地です。
入るにあたってはいくつかの注意事項がありますが、特に注意しなければならないのが服装です。
ミニスカートや胸元の空いた服での訪問は禁止されているため、もしそのような服装で訪れてしまった際は受付で体を隠すローブを借りる必要があります。
そんなに高くはないようですが、ローブのレンタルは有料となるため、バトゥ洞窟を訪れる際はできるだけ露出の少ない服装での訪問が無難でしょう。
私が訪問した際もスカートで上ってしまっている方がいましたが、受付のおばさんにかなり強い口調で怒られていました、、、
野生動物に注意
バトゥ洞窟周辺は人が集まる場所のため、食べかすや食べこぼしを狙って多くの野生動物が来ています。
特に注意しなければいけないのがハトとサルです。
ハトは入口の前周辺にたくさんおり、頻繁に大集団で飛んでいました。
特に危害が加えられることはないと思いますが、ハトが苦手な方は要注意です。
サルは階段周辺にたくさんおり、近づくと肩に乗ってきたりします。
一見かわいいですが、持っている食べ物を力づくで奪おうとしてきたり、場合によっては噛みつかれたりする可能性もあるため、できるだけ近づかないようにしましょう。
実際に訪れた様子
ここから実際に訪問した際の様子をご紹介します。
入り口まで
鉄道の時間が合わなかったため、グラブでバトゥ洞窟まで向かいました。
グラブで到着すると門の前のようなところで降ろされ、洞窟への階段までは3分ほど歩く必要があります。
金色の大きなスカンダ神の像に向かって歩いてゆけばよいため、迷うことはないでしょう。
入口に向かって右側は小さなショッピングセンターのようになっており、お土産や飲み物、軽食を買ったり食事を摂ったりすることができます。
入り口前にハトゾーンあり
入口前には人と一緒に大量のハトがたむろしています。
日本ではあまり見ない密度です。
群れになって飛んだりもしているので、ハトが苦手な方は要注意です。
意を決して通過しましょう。
入口周辺の装飾が面白い
入口周辺の建築物はヒンドゥー教の聖地だけあって、インド風の装飾にあふれています。
日本国内ではなかなか見ることのできない雰囲気なので、この辺りをじっくり見ていくのも楽しいです。
入口を通って階段を上る
入口周辺を楽しんだら、いよいよ階段を上ります。
入場料は無料なのでそのまま入口を通過しましょう。
階段の段数は272段です。
蒸し暑く、人もサルもいる混沌とした中を登っていくためけっこう体力を使います。
階段ではサルがちょっかい出してくる可能性があるため近づかないようにしましょう。
登りきった景色
階段を登りきると眼下にクアラルンプールの街並みを見渡すことができます。
絶景!とまではいきませんが、達成感をかんじる景色です。
正殿内
上り切ったところが洞窟の入口です。
薄暗い中にインド風の建物が建ち、宗教施設っぽい雰囲気になります。
ここからだいぶ静かになります。
とても広い洞窟です。
ところどころにヒンドゥー教と関係あると思われる装飾があります。
最初の洞窟を奥まで行くと、また階段があります。
階段を上った先は少し開けた平地になっており、空が見えます。
こちらにも拝殿があります。
ここも入ってよいみたいですが、裸足になる必要があります。
行った際はインド系の方が1人お参りしていました。
ニワトリも歩いていました。
下りも階段
当たり前ですが、帰りも元来た道を戻り階段をくだります。
景色もいいですが、登り以上に足元には注意しましょう。
まとめ
クアラルンプールの定番観光地の一つバトゥ洞窟についてご紹介しました。
クアラルンプール都心部からも電車で一本とアクセスしやすく、ヒンドゥー教寺院という日本ではなかなか訪れることのできない場所を体験できるおすすめの観光地です。
東南アジアにありながら、マレー系、中国系、インド系と色々な文化が入り乱れるマレーシアらしさを体感することもできます。
ぜひみなさまもマレーシア観光の目的地のひとつにしてみてはいかがでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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