・多良間島ってどんな島?
・多良間島にはどんな観光スポットがあるの?
・ひとり旅でも楽しめる?
この記事にたどり着いたみなさんは上記のようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
多良間島はたくさんの観光客が訪れる島ではないため、情報があまりないですよね。
この記事では47都道府県を訪れたわたしが、実際に行った感想を踏まえて多良間島の概要や過ごし方、オススメの観光地等をご紹介します。
この記事を読めば、実際に多良間島を訪れるイメージが持てるようになるでしょう!
多良間島ってどんなところ?
多良間島は宮古島と石垣島の中間あたりに浮かぶ、沖縄県の離島です。
行政上は島全体が多良間村に属し、人口は約1,000人です。
黒糖の栽培が盛んで、島の面積は大きくないながらも沖縄県内でトップクラスの黒糖産出量を誇ります。
毎年旧暦の8月(新暦9月)の3日間は「八月踊り」と呼ばれる祭りが行われ、この時期は多くの島出身者も帰郷し、島全体がお祭り一色となります。
島はとてもきれいなサンゴ礁の海に囲まれていますが、リゾート開発はまったくされておらず、手つかずの自然とゆったりと流れる時間を楽しむことができるでしょう。
多良間島へのアクセス
多良間島へのアクセスには飛行機かフェリーを利用します。
どちらを利用する場合も起点は宮古島です。
飛行機
琉球エアコミューターが多良間空港と宮古空港の間を1日2往復しています。
宮古空港以外からの便はないため、多良間島へは必ず宮古空港で乗り換えて向かうことになります。
宮古島からの飛行時間は約25分です。
2024年6月現在の運航ダイヤは下記の通りとなっています。
宮古空港発-多良間空港行き
RAC891便 9:20発-9:45着
RAC897便 15:50発-16:15着
多良間空港発-宮古空港行き
RAC892便 10:20発-10:45着
RAC898便 16:50発-17:15着
運賃は片道7千円~1万1千円程度です。
飛行機は船より就航率が高いため、確実に旅行したい場合は飛行機を選んだ方がよいでしょう。
フェリー
多良間海運が宮古島の平良港と多良間島の間にフェリーを運航しています。
日曜日を除く週6往復運航があり、所要時間は約2時間です。
2024年6月時点での運航ダイヤは下記の通りです。
平良港発 09:00 ⇒ 多良間港着 11:00
多良間港発 13:00 ⇒ 平良港着 15:00
※多良間島での到着港は海況や時期により事なり、普天間港または前泊港のどちらかとなります。
運賃は大人1名片道2,510円、往復4,770円とリーズナブルです。
ただし海が荒れた場合は欠航となるので注意が必要です。
島内の移動
多良間村有償バス
飛行機と船の到着出発時間に合わせて、空港(港)と役場のある集落、村営宿泊施設の夢パティオたらまを結ぶ村営バスの運行があります。
多良間島の施設は役場付近に集中しているため、多良間島到着後このバスに乗れば、宿の送迎がない場合でも宿泊施設に向かうことができるでしょう。
ただし島内を周遊する路線ではないため、観光での利用は不向きです。
運賃は片道400円です。(前泊港発着の場合のみ200円)
詳しい時刻やルートマップはこちらの多良間村HPをご確認ください。
レンタカー、レンタサイクル等
多良間島は大きな島ではありませんが、観光するにはレンタカーやレンタサイクルはやはり必要です。
一番楽に移動できるのはレンタカーですが、平坦な島なので自転車での移動も可能です。
私が行った際はレンタカーを借りて移動しました。
島には専業のレンタカーや自転車屋はないため、宿泊施設が兼業でやっているものを借りることになります。
ご自身が宿泊する施設でレンタルすることができるか確認してみるのがよいでしょう。
WEB上で確認できたレンタカー・レンタル自転車を借りることのできる宿は下記の通りです。
レンタカーを借りられる宿
・COCOハウス ※私はこちらを利用しました。
・たらまんたINN
自転車を借りられる宿
・大徳商事
実際に行った感想:多良間島はひとり旅でも楽しめる??
ダイビングが目的でない場合、多良間島をひとり旅で楽しむにはすこしコツがいるかもしれません。
そんな中でも、下記に当てはまる方々には多良間島をぜひおすすめしたいです。
・とにかくキレイな海をみたい方
・なにもせずにボーっとしたい方
・都会とは違う時間の流れを感じてみたい方
・とにかくキレイな海をみたい方
多良間島の海は本当にキレイです。
私がいままで見た中で一番キレイだったかもしれません。
多良間島は隆起サンゴ礁の島で河川もないため、周囲の海がにごりづらく、水がとても透明です。
島の周囲に遠浅のリーフが広がっているため、潜らなくても魚がばっちり見えます。
海水浴をしている人もほとんどいないため、そんなビーチを独り占めすることができます。
・なにもせずにボーっとしたい方
多良間島はたくさん観光地のある島ではありません。
過ごし方次第ではありますが、1泊2日行程で行った場合、時間を持て余す可能性が高いです。
そんな時間も海を見ながらボーっとしたりして過ごせる方、むしろそんな時間を過ごしたい方は多良間島はとてもおすすめです。
・都会とは違う時間の流れを感じてみたい方
よく離島は時間の流れが違うと言いますが、多良間島は特にその傾向が顕著です。
夜はお店もやっていませんし、日が暮れてしまうと基本的にすることがなくなります。
昼間もなぜか分かりませんが、時間がゆっくり進んでいく感覚があります。
もちろん多良間島でもテレビは見られますし、インターネットも繋がりますが、なにか少しだけタイムスリップしたような雰囲気を多良間島ではかんじることができます。
宿泊施設について
多良間島にはホテルはなく、宿泊する場合は民宿になります。
浴槽はなくシャワーのみだったり、コンテナを改造して部屋にしていたりと一般的な宿泊施設とは違う面もあるため、自分が泊まる宿泊施設がどのような設備かは事前に確認していった方がよいでしょう。
飲食店が多くないため、基本的に1泊2食付きで予約するのが無難です。
宿泊施設は多良間島のHPの一覧からご確認ください。
お食事事情
多良間島には飲食店が数軒しかなく、営業時間が短かったり定休日があったりと食事にありつくのが結構難しいです。
私が行った際も宮古そばのお店「たねび食堂」に向かいましたが、12時半の時点でその日の販売分は終わってしまったらしく食べることができませんでした。
結局スーパーでお弁当を買ってお昼ご飯としたので、食事面はあまり期待せずに行く、または宿の方等に聞いてしっかりリサーチして行く等の対策が必要です。
とはいえ役場の近くに「中央スーパー」と「Aコープたらま」の2軒のスーパーがありますので、台風等で物資が届いていない状況でなければ、ご飯が食べられないということはないでしょう。
おすすめ観光地3選
①八重山遠見台
八重山遠見台は多良間島の最高所(標高約33M)に建てられた展望台です。
琉球王国時代に船舶の監視や、他の島との連絡用に造られたもともとの遠見台の隣に、現在はさらに高い展望台が立てられています。
展望台からは多良間島を一望することができます。
さらに「八重山」遠見台の名前からも分かるように、石垣島も望むことができます。
②ふる里海浜公園
ふる里海浜公園は集落からも近い海水浴のできるビーチです。
トイレやシャワーも完備されています。
ここのビーチは本当に掛け値なしにキレイです。
遠浅のビーチで干潮の時間はサンダルだけでかなり遠くまで歩いていけます。
私が行った際は人がほとんどおらず、ほぼプライベートビーチ状態でした。
③塩川御嶽
塩川御嶽は古くから島民の方々に大事にされてきた島の聖地です。
御嶽の周りは森になっており、とても雰囲気のある空間です。
御嶽までの参道は立派なフクギの並木道が続いています。
しっかり手入れされており、御嶽が島の方々にどれほど大事にされてきたかが分かります。
番外編:名前の分からないビーチ
空港に戻る途中で立ち寄ったビーチがとてもキレイでした。
宮古市の森の近くだったのですが、ガイド等にも乗っていなかったので名前が分かりません。
海では魚を取っている方がおり、おとぎ話の世界のようでした。
まとめ
多良間島の概要と感想、おすすめの観光地についてご紹介しました。
多良間島は明らかに都会と時間の流れが違います。
時間の流れがゆっくりで、正直「暇だな」と思うこともなくはなかったのですが、都市に暮らしていてそんな体験をすることもあまりないため、とてもよい経験ができました。
今まで色々な離島に行ってきましたが、色々な意味で多良間島は一番印象に残っています。
誰にでもオススメできる島ではないですが、興味があったら是非行ってみてほしいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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