・リッツカールトンクアラルンプールってどんなホテル?
・世界一安いリッツカールトンってほんと?
・ラウンジや朝食、プールの様子はどんなかな?
高級ホテルの代名詞ともいえるリッツカールトン、、、
日本にも東京や大阪、沖縄をはじめ複数のリッツカールトンがありますが、どのホテルも1泊10万円以上となかなか手の出せるお値段ではありません。
そんなリッツカールトンに1泊2万円台で泊まれると聞いたら、みなさんどう思うでしょうか?
なにか裏があるのかと思う方もいるんじゃないでしょうか。
しかし、マレーシアの首都・クアラルンプールではそんな「嘘みたいな話」を現実にすることができます。
今回は「世界一安い」と言われるクアラルンプールのリッツカールトンについて、実際に泊まった際の様子をもとにレビューします。
リッツカールトン クアラルンプールの概要
「ザ リッツカールトン」は、マリオットインターナショナルが世界各地で展開する高級ホテルブランドのうちの一つです。
行き届いたサービスと重厚感あるホテル内の雰囲気が魅力で、日本国内にもファンの多いホテルブランドです。
そんなリッツカールトンホテルですが、世界で70軒以上展開されているうちの一つがマレーシアのクアラルンプールにも存在しています。
このクアラルンプールのリッツカールトンは、「世界一安く泊まれるリッツカールトン」と言われており、日本のリッツカールトンと比べると破格とも言える値段で泊まることができます。
この記事ではリッツカールトンクアラルンプールのクラブフロアに宿泊した際の様子をご紹介します。
立地とアクセス
リッツカールトンクアラルンプールは繁華街「ブキッ・ビンタン地区」に立地しています。
クアラルンプール国際空港からはグラブまたはタクシーで1時間程度の距離です。
近くには複数の鉄道駅がありますが、最寄りのブキッ・ビンタン駅からも徒歩10分とやや離れているため、移動にはグラブの利用がおすすめです。
周辺には飲食店が多数あり、クアラルンプールで一番のショッピングモール「パビリオン」にも近接しています。
また「ペトロナスツインタワー」も徒歩圏内にあり、クアラルンプール観光の起点に申し分ない立地と言えるでしょう。
宿泊費 – 世界一安いリッツカールトン!
何度も書いてしまいますが、リッツカールトンクアラルンプールは世界一安く泊まる事のできるリッツカールトンとも言われています。
このパートでは、私たちが実際に泊まった際の宿泊料金をご紹介します。
私たちは2024年7月の週末に、クラブラウンジにアクセス可能な「クラブエグゼクティブ デラックスキング」のお部屋に宿泊しました。
予約したのは宿泊の約2か月前でしたが、なんと2泊で1,850リンギット(約60,000円)で予約することができました。
さらに安いお部屋もあり、最安値のデラックスツインルームは、2泊で1,387リンギット(約45,000円)で予約することができると表示されていました。
1泊22,500円程度ですので、東京であれば少しいいビジネスホテルに泊まるくらいの値段でリッツカールトンに宿泊することができます。
東京との比較
予約する際に、同日程でリッツカールトン東京の宿泊料金も調べてみました。
最も安いダブルルームの場合、2泊で172,000円
クラブラウンジにアクセス可能な部屋となると2泊で213,000円、、、
東京からクアラルンプールまでの航空券代は、エアアジアを利用すれば往復6万円程度です。
理論上は、東京のリッツカールトンに泊まるよりも、飛行機に乗ってクアラルンプールに行った方がリッツカールトンに安く泊まれることなります。
ホテル内の様子
ここから、宿泊したお部屋、プール、ラウンジ等の館内施設、朝食の様子をご紹介します。
フロント
リッツカールトンクアラルンプールのクラブフロアに宿泊する場合、専用の入口とチェックインエリアを使用することができます。
チェックインは上の写真の真ん中のデスクの前で座って行います。
私たちはチェックイン開始時刻より早く11時ごろに到着しましたが、少し待って12時くらいにはお部屋に入れていただくことができました。
お部屋【クラブフロア エグゼクティブデラックスキング】
今回はクラブフロアのエグゼクティブデラックスキングのお部屋(45㎡)に宿泊しました。
運よく最上階の20階の部屋を割り当てていただけました。
クローゼット
ドアを開けて右側は、広々としたクローゼットです。
スーツケースもしっかりひろげることができます。
右側にはハンガーやバスローブ、金庫、アイロン等がまとまっています。
左側はスーツケース置き場になっています。真ん中の鏡と椅子は化粧台としても使用できます。
ベッド
ベッドは少し固めのマットレスでしたが、とても寝心地がよかったです。
しっかり清掃されており、さすが高級ホテルというかんじでした。
ターンダウンサービスがありますので、夜もベッドメイキングをしてくれます。
コンセント
コンセントは、ベッドの左右やデスク回り、クローゼット内や洗面所内に複数あるので、足りないということはないでしょう。
すべてユニバーサルタイプのコンセントなので、電圧がOKであれば、日本のプラグもそのまま使用することができます。
一部のコンセントはUSB充電もできるようになっていました。
テレビ
テレビは壁掛けタイプです。42型くらいでしょうか。
部屋に入ってくると自分の名前が表示されていました。(ぼかしの部分)
デスクとソファ
デスクも広々としています。ビジネスで泊まる方もけっこういそうです。
ソファもあります。
広くはないですが、2人で過ごすくらいであればちょうどよいです。
バスルーム
バスルームは大理石の内装で、これぞリッツカールトン!といった感じの高級感もりもりの雰囲気でした。
トイレ
トイレ内も大理石の内装です。
東南アジアによくある、おしりを洗う用の手動ウォシュレットもあります。
トイレットペーパーはトイレに流すことが可能です。
シャワー
シャワーブースには天井シャワーとハンドシャワーの2つがあります。
バスアメニティはディプティックのものでした。
浴槽
浴槽も広々としています。
若干浅めではありましたが、身長177センチの私でもゆったりと足を伸ばしてくつろぐことができました。
浴槽にテレビがついています。
バスルームに置いてあったアメニティは、歯ブラシ、シャワーキャップ、シェーバー等、一般的な内容でした。
上記に加えて、ターンダウンの際にイギリスのブランド、Aspreyの持ち帰りサイズのコンディショナーとボディクリームを持ってきてくれました。(なぜかシャンプーはなし。)
コーヒー&ミニバー
最近の高級ホテルでは標準装備になりつつあるカプセルタイプのコーヒーマシンの設置があります。
写真を撮り忘れてしましましたが、右側のグレーの箱の中に何種類かコーヒーとお茶が入っていました。
水は瓶で提供されます。
コーヒーマシンの下の引き出しにグラス等の準備があります。
冷蔵庫の中にはドリンクが入っており、上記の値段で飲むことができるようでした。
ビールで1缶30リンギット(1,000円程度)です。
ターンダウンサービス
夜から夕方の時間にターンダウンのサービスがありました。
その際に簡単なお菓子が提供されます。
なぜかこのタイミングでアメニティも置いて行ってくれました。
プール
リッツカールトンクアラルンプールにはプールもあります。
7時~19時の間で、宿泊者なら誰でも使用することができます。
水深は1.5mほどあり、かなり深めです。
周りはビルに囲まれていますが、そこまで圧迫感はありません。
プールは2種類あり、上の写真のプールは16歳以上の大人専用となっています。
(この時間はなぜか子供が遊んでましたが、、、)
プールサイドでゆったりとした時間を過ごすことができました。
更衣室内にサウナとジャグジーもある
プールのある4階には男女別の更衣室も用意されています。
更衣室内にはジャグジーとサウナがあり、誰でも使うことができました。
サウナはドライサウナとスチームサウナの2種類がありましたが、特にドライサウナは温度が低く(50℃くらいでした)、あまり”ととのい”は期待できないかんじでした。
クラブラウンジ
クラブ棟に宿泊する場合は、クラブラウンジを利用可能です。
朝6時半から夜22時まで、軽い食事や飲み物のサービスを受けることができます。
今回は朝食とアフタヌーンティー、カクテルタイムを利用しましたのでその様子をご紹介します。
朝食
朝食は朝6時半から11時の間で食べることができますが、6時半ちょうどにいったらまだ準備中の雰囲気でした。
マレーシアの名物料理「ナシレマ」が食べられます。
マレーシアらしくフルーツは豊富です。
一通り取ってくるとこんな感じです。
カフェオレはスタッフの方が淹れてくれます。
アフターヌーンティー
15時~17時の間はアフタヌーンティーをいただくことができます。
簡単な内容ですが、雰囲気を味わうには十分な内容です。味はそこそこでした。
カクテルタイム
20時~22時の間はカクテルタイムです。
自分の好きなドリンクを頼んで作ってもらうかんじでした。
朝食@ The Cobalt Room
クラブ棟の宿泊者はラウンジでの朝食と、メインの食事会場「The Cobalt Room」での朝食を選ぶことができます。
会場は混んでいますが、こちらの方が食事は豪華です。
ドリンクは瓶に入っています。
その場でしぼってくれるフレッシュジュースのコーナーもあります。
卵料理コーナーで好きな卵料理を作ってくれます。
手際がいいです。多少あいまいな英語でもちゃんと聞き取って調理してくれます。
麺料理(たぶんフォー)のライブキッチンコーナーもあります。
写真だとあまりおいしそうではないですが、
すっきりした味で美味しい麺です。
野菜も豪華です。
フルーツもこちらのほうがラウンジより種類が多いです。
まとめ
「世界一安い」と言われるリッツカールトンクアラルンプールについてご紹介しました。
少しあれっ?と思うところもなくはなかったですが、雰囲気や部屋のクオリティ、スタッフの方の応対等を考えると、”1泊3万円”はやはり破格と言えると思います。
日本で同じレベルのホテルに泊まろうとすると、少なくとも倍は出さないと泊まることはできないでしょう。
みなさんもリッツカールトン入門として、クアラルンプールを旅先に選んでみてはいかがでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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