・マラッカ観光に行ってみたい!
・クアラルンプールからマラッカまでのバスでの行き方や予約方法を知りたい!
・マラッカまでのバスに乗った感想を知りたい!
この記事にたどり着いた皆さんは上記のような希望をお持ちではないでしょうか?
こちらの記事では、私が実際にバスを使ってクアラルンプールからマラッカを訪れた体験をもとに、バスの予約方法やバスターミナルまでのアクセス、車内の様子等についてご紹介しています。
この記事を参考にして、みなさんのマレーシア旅行の行動範囲が広がれば幸いです!
マラッカとは
マラッカはマレー半島の西海岸南部に位置するマラッカ州の州都です。
海上交通の要衝である、マレー半島とインドネシアのスマトラ島との間に横たわる海峡を「マラッカ海峡」と呼ぶことからも分かるように、港湾都市として栄えた歴史の古い街です。
貿易で栄えた都市のため古くから日本との交流もあったようで、マラッカを布教の拠点の一つとしていたフランシスコ・ザビエルはマラッカで日本人と出会い、日本での布教を決意したとも言われています。
当初はマラッカ王国の首都であったマラッカですが、1511年にポルトガルの侵攻を受け植民地となります。後にオランダ、イギリスと宗主国は変わりますが、近現代の長い期間を植民地支配を受けながら過ごしました。
その結果、マラッカにはヨーロッパの文化が多く入り込み、現地や中国の文化とも混じり合いながら独特の文化や街並み(プラナカン文化)が形成されるに至りました。この独特な街並みや歴史が評価され、マラッカは2008年に世界文化遺産に登録されています。
このような背景があることから、マラッカは世界各地から毎年2,000万人以上が訪れる一大観光都市となっています。
マラッカはクアラルンプールからの日帰り旅行にも最適!
マラッカはマレーシアの首都クアラルンプールから150kmほど離れた場所に位置しています。
しかし、マレーシアはバス交通が発達した国であるため、バスを使えば2時間〜3時間ほどでクアラルンプールからマラッカへ向かうことができます。
バスは運賃が安く、本数も多いためクアラルンプールからの日帰り観光も十分に可能です。
以下から、実際に日帰りでクアラルンプールからマラッカへ向かった際のバスの予約方法や感想をご紹介します!
クアラルンプールからマラッカまでの交通手段-バスの利用がおすすめ!
クアラルンプールからマラッカまではタクシー(Grab)を使っていく方法や鉄道を使っていく方法がありますが、バスを使うのが圧倒的にオススメです。
海外のバスというと少し不安を感じる面もあるかもしれませんが、マラッカまでのバスは観光客の利用も多く比較的安心して利用できる路線です。
クアラルンプールからマラッカまでのバス所要時間・運賃
※2024年時点の情報です。
所要時間 2時間〜3時間程度
運賃 片道12〜14リンギット(400〜500円)程度
→4列シートのバスの方が安く、3列シートのバスだと少し高くなります。
日本の感覚からすると、とても安い運賃でバスに乗ることができます!
バスの予約方法
現地のバスターミナルでチケットを当日購入する方法もありますが、
やはり事前予約していった方が安心!ということで、今回はBus Online Ticketというサイトで日本から事前に予約して向かいました。
言語は英語のみですが、サイトのつくりは単純なので比較的簡単に予約できると思います。
以下から、スマートフォンで予約する方法をご紹介します。
トップページにアクセスし区間を選択する
トップページから区間と日付を選択後、「Search Bus」を押します。
希望の便を選択する
画面が変わり、便が選択できるようになります。
クアラルンプールからマラッカへのバスは複数の会社によって運行されており、1時間に何本も出ているため都合のよい時間のバスを選びましょう。
左端に「EXECUTIVE」と記載のあるバスが3列シートで運航されるバスです。
座席を選択する
便を選択すると座席指定画面に遷移します。
好きな座席を選びましょう。この画面でも座席配列を確認することができます。
複数人で予約する場合は指定する座席の数を増やせば大丈夫です。
選択後は「PROCEED」のボタンを押します。
復路便を選択する
続いて復路便を選択します。
便の選択、席の選択の流れは復路便と同じです。
情報を入力する
復路便の座席選択まで終わると予約者の情報を入力する画面が出てきます。
乗車する人数に関わらず、情報入力は一人分のみです。
電話番号は頭に+81をつけた自分の携帯番号で大丈夫でした。
「SKIP THE QUENE」のオプションを選択すると、乗車用のQRコードをメールで受領してそのまま乗車口に進めるようになるようです。
追加料金(2.7リンギット=100円程度)が必要なので、今回は選択しませんでした。
オプションを選択する
情報入力画面の下に保険関係のオプションが選択できます。
必要であればチェックを付けましょう。
選択が終わったら「NEXT」ボタンを押しましょう。
予約便と支払い情報を確認する
画面が変わると予約便と運賃の情報を確認できます。
間違いがないことを確認したら「Payment Method」から支払い情報を選択しましょう。
支払い情報を選択する
いくつか支払う方法がありますが、日本から支払う場合はクレジットカード一択になると思います。
VISAかMasterカードが利用できます。
選択したら「SELECT」ボタンを押しましょう。
カード情報を入力する
情報確認画面に戻り「Pay」のボタンを押すとカード情報の入力画面に進みます。
お持ちのカード情報とメールアドレスを入力しましょう。
「CONTINUE PAYMENT」を押すと予約と決済が完了です。
予約完了メールが届く
予約が完了するとメールが届きます。
内容に間違いがないか確認しましょう。
PDFを確認&印刷
メールにPDFが添付されています。
これを持っていくとチケットに変えてくれるので(そのままでは乗れない)、忘れずに印刷して持っていきましょう。
クアラルンプールのバスターミナルまでのアクセス
マラッカ行きのバスが発着するクアラルンプールのバスターミナルは、クアラルンプールの中心部から少し離れたところにあります。
アクセス方法は主に下記の2つです。
Grabを利用する
Grabは東南アジアで提供されているライドシェアアプリです。
配車・目的地の指定・決済まですべてアプリ上で完結させることができます。
配車時に料金が分かるので、料金交渉の必要がなく吹っ掛けられる心配もありません。
使い心地はタクシーと変わらないので、ホテルなどからバスターミナルまで直接連れて行ってくれてとても楽です。
マレーシアはタクシー料金が安く、気軽に利用できるのもありがたいところです。
私はクアラルンプール中心部のブキッ・ビンタンエリアからバスターミナルまでGrabで移動しましたが、25分程度乗車して運賃は16リンギット(550円程度)で済みました。
乗り換え等が面倒な場合はぜひ利用してみてください。
鉄道を利用する
バスターミナルの最寄りはバンダル・タシク・スラタン(BTS)駅です。
この駅には下記の3路線が停車します。
各方面へのアクセスが充実している上に、KLIAエクスプレス以外は安いので時間に余裕がある場合は鉄道の利用も十分選択肢に入るでしょう。
KLセントラル方面への移動に便利
・KTMコミューター
KLセントラルまでの所要時間22分程度
運賃1.2リンギット(約40円) 運行頻度:30分に1本程度
クアラルンプール国際空港への移動に便利
・KLIAエクスプレス
KLIA1(KL空港第1ターミナル)までの所要時間30分程度
運賃38.4リンギット(約1,300円) 運行頻度:30分に1本程度
クアラルンプール都心部への移動に便利
・LRT(スリ・プタリンライン)
ペトロナスツインタワーまでの所要時間40分程度(乗り換え1回あり)
運賃1.1~3.2リンギット程度(約40~110円) 運行頻度:時間帯によるが5~20分に1本程度
バスターミナル~マラッカ到着まで
チケットの発券
購入の際にそのまま乗車できるオプションを選択しなかった場合、バスターミナルでチケットを発券してもらう必要があります。
たくさんカウンターがあるのでどこに行けばよいのか最初はよく分かりませんでしたが、あまり人が並んでいない緑看板のカウンターに、印刷した予約確認書を持っていったらすぐに発券してもらえました。
下の写真のような形のチケットを発券してもらいました。
乗車するゲート番号も記載されています。
乗り場へ
バスの乗車口はカウンターのある階の一つ下にあります。
下に降りるエスカレーターの前でチケットのチェックがあり、実際に乗る人しか乗り場に行けないようになっているようです。
ここは人が溜まっていてかなりワチャワチャしていました。
待合室内
待合室の中は広々としており、キレイに清掃もされていました。
欧米系のバックパッカーから地元のファミリーまで色んな方がいます。
乗る便の乗車口は1番ゲートでした。
乗車するバスを待っている間にも続々とバスがやってきて、どんどん人が乗車していきます。
マラッカ行きのバスも何本かやってきたので、バスを間違えないように注意してください。
(運行会社を確認しておきましょう)
車内の様子
今回は3列シートのバスを予約しました。
シートの幅が広く、リクライニングもしっかり倒れたので乗車中も快適に過ごすことができました。
見た限りは社内もキレイに清掃されており、
少し芳香剤の香りが強いのと、冷房が強いことを除けば日本のバスとあまり違いはありませんでした。
マラッカのバスターミナル到着
バスは事前の想定通り3時間弱でマラッカのバスターミナルへ到着しました。
途中の休憩はなかったので、トイレは事前に済ませておいた方がよさそうです。
マラッカのバスターミナルは、クアラルンプールのターミナルと比べると穏やかな雰囲気で地方都市の雰囲気が感じられました。
ファミリーマートやマクドナルドなど日本でもなじみのあるブランドのお店も入っているので、日本人が買い物に困るということもなさそうです。
マラッカのバスターミナルも少し郊外にあるため、観光地のある中心部へはさらにバスやタクシーで向かう必要があります。
マラッカのバスターミナルから中心地までのアクセス
マラッカの到着バスターミナルは市街地の郊外にあるため、観光の中心となるオランダ広場までは4キロ程度離れています。歩けなくもないですが、できればタクシーやバスを使った方が無難です。
Grab利用の場合
マラッカでもGrabは利用可能です。
バスが到着したら、ターミナル内のピックアップポイントに向かいアプリから配車依頼しましょう。
私もGrabを利用しましたが、バスターミナルからオランダ広場までは乗車時間10分程度で、運賃は8リンギット(300円弱)でした。
バス利用の場合
SBST Melakaというバス会社がマラッカ市内のバスを運行しています。
市内バスも高速バスと同じくマラッカセントラルバスターミナルを発着しているため、乗り換えもそこまで難しくないでしょう。
Grabやタクシーを使うよりも圧倒的に安く利用することができます。
マラッカ中心部(オランダ広場)周辺に向かうには「M100」のバスに乗車し、「Muzium Belia Malaysia」というバス停で下車してください。
運行頻度は下記の通りです。
・平日(月~木)30分に1本(毎時00分、30分発)
・週末(金~日)20分に1本(毎時00分、20分、40分発)
乗車時間は10分程度、運賃は1.3リンギット(50円弱、2024年12月現在)で利用することができます。
まとめ
クアラルンプールからマラッカまでの高速バスの予約方法、バスターミナルへのアクセス方法等をご紹介しました。
バスを上手く使えば、比較的気軽に2都市観光を楽しめることがお分かりいただけたかと思います。
マラッカは世界遺産にも指定されているとても素敵な観光地です。
みなさんもこの記事を参考にぜひマラッカを訪れてみてください!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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